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整形外科

整形外科について

整形外科では、当院は二次救急病院のため交通事故、労災事故による外傷や高齢者の骨折、 スポーツなどでの怪我を扱うことが多く、24時間体制で救急患者の対応を行ってまいりました。
そのため、治療の主体は手術的治療になりますが、スイスAO財団のAO法に準じて骨折治療および手術を行っています。 また、低侵襲での手術を目指し、術後回復が速やかに行えるよう心がけています。

外来では、四肢・躯幹の骨折、脊椎脊髄疾患、膝・股・肩関節など関節変形疾患、スポーツ外傷、関節リウマチ、骨粗鬆症などを対象として幅広く診療してまいりました。

常勤医師の他、大学病院や近隣の病院から多数の非常勤医師にご協力いただき救急・外来診療にあたっています。
質の高い医療の提供を行い、これからも地域医療の中核としての機能向上に努めてまいります。

整形外科の5大特徴

二次救急病院として受け入れ体制の強化

二次救急病院として救急の患者さまの早期改善をめざし24時間体制で、できる限りの受け入れを行っております。

専門医療も大切ですが、救急のたらいまわしになるようなことがないように、総合的な医療による救急医療の積極的な受け入れにより、 近隣地域の皆様を24時間体制でサポートできるように大学病院、近隣病院との連携を強化し、地域医療の質の向上を目指しています。

また、小児の患者の8割が怪我による外傷ですが、積極的に受け入れ早期治療により成長に妨げない治療を行っています。

早期入院・早期治療をめざして

早期治療を目指し、例えば高齢者に多い大腿骨頚部骨折などは入院後、 手術治療をお待たせすることなく、できる限り早く行い、手術の待機によるリスクを軽減いたします。
また早期に自宅に退院して日常生活に戻っていただけるように心がけています。

生物学的製剤によるリウマチの治療

リウマチの治療については、生物学的製剤の発展により治療効果が向上し、10年前とは比べ物にならないほどに進化しています。
星光病院では、この生物学的製剤の導入に積極的に取り組み、薬剤の副作用に留意しながら適切な治療を選択し、特に早期発症からの積極的な治療により効果をあげています。

また、大学病院との太いパイプがあり、常勤医師の西原医師は、関西医科大学のリウマチ専門医でもあります。

PTH(テリパラチド)などによる骨粗鬆症治療

骨折の危険性が高い骨粗鬆症の治療にも力を入れており、PTH(テリパラチド)の注射治療もおこなっています。
テリパラチドは、ヒト副甲状腺ホルモンの一部のアミノ酸配列を取り出して薬にしたもので、 骨を作る細胞(骨芽細胞)の数を増やすことで、骨の量を増やし、骨を強くします。

また週に一度の注射治療で服用回数が少ないため患者さまにとっての負担も軽減されます。

AO法に準じた骨折治療への取り組み

整形外科では、AO法に準じた骨折治療への取り組みを行っています。 スイスAO財団のAO法は、骨折外傷の治療について研究し、治療の原則を打ち出しています。

この骨折治療の基準となるAO法について、医師のみならず当院の看護師にも研究会を開き、 チームでこの骨折手術や外傷学について共通の知識を持ちながら、緊急を要する日々の手術治療に役立てています。

人工関節や骨接合材などのインプラントの米国医療機器メーカー
Stryker Corporationの方が来訪時に撮影