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骨折治療への取り組み

AO法の教育・取り組みについて

AOとは?

AO(アーオー)とは、Arbeitsgemeinschaft Osteosynthese fragen の略でドイツ語で骨折治療の基礎・臨床的研究グループを意味します。
スイスのダボスに本部を置き、50年以上の歴史を持つAO Educationというグループが骨折手術や外傷全般にわたって研究し、 治療に対する理論を構築して全世界の医師や看護師に教育・指導を行っています。

骨折や外傷の治療は、各個人の医師の経験・判断で治癒されてきましたが、AOは一つ一つの症例に対し、 理論的・学問的に治療の原則を打ち出しています。
例えば、骨折の手術的治療の場合は、多くが患部を固定する金具が必要になりますが、 こういった金具の選定から手技まで、その骨折合法の数はとても膨大ですがその基礎となるものがAOの理論にすべて記されています。

整形外科ではこのAO法を取り入れ、骨折治療に携わる医師・看護師はAO哲学を理解し、適切な骨折治療を心掛けています。

[AOについての関連リンク]

AO Foundation

AO Trauma

AOの教育システム

AOの教育については、全世界で行われていますが日本でも年に数回開催されており、当院の医師・看護師も積極的に参加し、 その知識・技術を習得し日常の骨折治療に役立てています。

講習は3~4日間、非常にタイトなスケジュールの中、AOの理念や骨の生物学から骨のモデルを使用した 手術の実技指導やディスカッション等が行われます。

(内容例)

講義

骨の治癒過程、生体力学に関する講義
頭蓋顎顔面領域の治療の講義
 外傷手術
 再建手術(外傷、腫瘍)
 顎矯正手術(骨延長含む)

実技

ボーンモデルを使用した、AOシステムによる実技実習

ディスカッション

少人数グループによる症例提示による質疑応答及びディスカッション

当院のAOコース参加者及び修了証

医師  山本 慶 :2005/Guam、2010/Kobe、2012/Kobe (Member No.11951)
看護師 田中 千穂:2004/Kobe
看護師 武本 美樹:2012/Yokohama
看護師 河北 愛子 :2012/Yokohama

その他のセミナー修了証